『チカーノ・ソウル〜アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史』
ルーベン・モリーナ著/宮田信訳
遂にリリースされました!ルーベン・モリーナ氏著書の宮田信氏和訳版、チカーノ・ソウルです!
メキシコ系アメリカ人たちによる魂の音楽=チカーノ・ソウル。全音楽&レコード・ファンも必読!アメリカ・ポピュラー音楽史に隠されてきたもうひとつの音楽ストーリー!
「こんな町にもこんな録音があったんだよ!」
「まるで音楽の路地から路地へと彷徨っているかのようにみえた。その路地とは、チカーノ・バリオの「記憶」とも言い換えられるだろう。もしルーベンが彼らの証言を拾い上げていなければ、その記憶は時代の彼方に葬られてしまったのだ。そんな各バリオのなかの小さなブロックで起きた小さな音楽のトピックスを繋いでいった結果、当時のチカーノたち自身も掌握し得なかった豊穣な音の鉱脈を発見して、ルーベンはそれを「チカーノ・ソウル」と呼ぶことにした。それは音楽そのものでもあり、またチカーノたちの「魂」のことも文字通り示唆している。」(訳者あとがきより)
黒人音楽とメキシコ伝統音楽の狭間で密かに生まれた、至宝の音楽文化であるチカーノ・ソウル。
ロサンゼルスのメキシコ系居住区=バリオで育ったヴァイナル・ディガーのチカーノで、本書著者のルーベン・モリーナ氏は、アメリカ南西部を廻り今まで広く知られることなく残されていたチカーノたちによる珠玉のR&Bを次々と発掘。ルーツである40年代のパチューコ音楽から70年代公民権運動を背景に登場したラテン・ロックまで、その膨大な鉱脈を紹介する入魂の音楽ガイドブック。巻末には原著・再発本未掲載データを追加した最新ディスコグラフィーも掲載。初版限定ハードカバー仕様。
| |
・A4判上製/152ページ(カラー128ページ)/初版限定ハードカバー仕様 |