.OWT. Issue 05
=anythingまたはsomething(イギリス英語のスラング)。同国の一部で使用されている言葉です。
逆から読むとTWO(数字の2)になり、ピリオドで両者を繋ぐ事で『2人の何か』という意味を持ち、本誌のテーマにもなっております。
創刊号を機に『2人の何か』の人生観、生業、今後の動きなどにフォーカスし、写真をメインにした構成で時代に寄り添いながらインディペンデントな形で発行中。
今回の特集、舞台はニューヨーク!映画監督、写真家でもあるCheryl Dunn。そして家具作家、プロスケーターのLuke Malaneyの2人特集。更に今回はライターとして竹村卓さんも登場し最高のラインナップとなっております。
Cheryl Dunn
Filmmaker / Photographer
IG @cheryldunn
HP www.cheryldunn.net
ニューヨーク在住。2013 年発表、ドキュメンタリー映画「Everybody Street ( フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク )」、ニューヨークを代表する偉大なストリートフォトグラファーたちを通して彼らの生き方やニューヨークに対する思い、ストリートフォトグラフィー、そしてその考えをドキュメントしたフィルム。2021 年発表、「Moments Like This Never Last」アーティスト、グラフィティーライターの Dash Snow を捉えたドキュメンタリーフィルム。若くしてこの世を去ってしまった彼のドキュメンタリー映像は大変貴重な作品です。写真作品はマークゴンザレス、バリーマギー、ESPO を始め様々なアーティストやスケーター、ボクサー、デモの人々など、現在もストリートのキャラクターを撮り続けています。カオスの集合体でもある場所で美しくも儚い数々のドラマを捉えた作品達は時代を象徴し続けています。現在の彼女のインタビューを通して、改めてニューヨークストリートカルチャーとは、ニューヨークで生きる事とは何なのかを再考出来る内容をお届け致します。
Luke Malaney
Furnitureworker / Professional Skateboarder
IG @lukemalaney
ニューヨーク在住。Traffic skateboards のプロライダーでもある木工作家の Luke。彼の生み出す家具や椅子、照明は木材や銅板などを組み合わせ歪さと可愛らしさが融合した家具と言うよりもアートオブジェに近い作品を発表し続けています。インテリア、アート作品として他に類を見ないその造形のアイディアは何から生み出されているのか?The New Yoke Times、Wallpaper、AD、HYPEBEAST など様々なメディアでも取り上げられ注目されている。彼のシェアスタジオでスケートボードの事や家具の事、手工具を使用し最初から最後まで手作業で作品を作る事を楽しんでいる彼自身のこと、哲学、作業風景、作品を本誌で紹介します。『本当に作りたい物を作って自分の物語を作り上げられるのは嬉しいこと。スケートボードだとステアをメイクするみたいなものだと思う。恐怖心を払拭するためにスキルが必要で、それにメイクできた時の達成感と充実感は最高。』(本誌インタビューより)
「作りたい物を作り、やりたいことをやる」 その思いと情熱を、何かに真剣に取り組んでいる方々にお届けしたい。という.OWT. 著者の思いと共に今回も美しい構図の写真とデザイン、さらに広告まで、見るたびに惚れ惚れする内容です。手動機械式くるみ製本を行った、撮影からデザイン、製本まで全ての工程を1人で行い完成させた100%インディペンデント。今回も共に取材で訪れたニューヨークにて8mm film、Hi8でParadise Eight FILMSが撮影。filmならではの雰囲気のある色味、写真ではお伝えする事が難しいシーン、誌面未掲載シーンも多数あり誌面と重ねてご覧頂けまと、より一層お楽しみいただける事、間違いなしです!中面ページ記載の QR コードをスマートフォンで読み込んで今回の取材の裏側をお楽しみください。
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・A4 90ページ/限定500部
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